在日ベトナムDX協会(VADX Japan) は2024年の忘年会を開催

2024年12月12日、FPT Japanの東京オフィスで在日ベトナムDX協会は、忘年会を開催しました。この忘年会には、駐日ベトナム大使館のファム・クアン・ヒエウ大使、グエン・ドゥク・ミン臨時代理大使、科学技術参事官のグエン・ドゥック・ミン氏と共に、約30社の会員企業の代表者が参加しました。今回は、VADX Japanのこれまでの成果を振り返り、今後の発展に向けた方針を定める貴重な機会となりました。

この忘年会で、VADX協会の会長であるドー・ヴァン・カック氏は次のように述べました。

「日本は経済の発展、デジタルトランスフォーメーション、高齢化社会など多くの課題に直面しています。我々は、AI、半導体技術、自動車技術などの分野で技術革新を促進し、IT人材の不足解消にも貢献するために、ベトナムと日本のIT専門家を積極的につなげています。ベトナムのデジタルトランスフォーメーション企業が日本で連携し、両国の協力を強化することで、持続可能な未来が築けることに自信を持っています。」

忘年会では、ファム・クアン・ヒエウ氏がVADXの成果に賞賛の意を表し、ベトナムと日本のデジタル技術協力を推進する上でのVADXの重要な役割を強調しました。また、さらに多くの企業がVADXに参加し、今後も大使館が協会の持続的な発展を支援するということです。

VADXは設立からわずか6ヶ月で顕著な成果を上げました。会員企業数は19社から29社に増加し、2025年には40社になることを目標としており、2024年の売上は100億円を超え、予想を12%上回る成果を達成。また、400件以上のプロジェクトが完了し、デジタルトランスフォーメーションの推進に大きく貢献しています。

2024年には、VADXは多くのデジタルトランスフォーメーション、スタートアップ、ビジネス交流に関連するイベントを成功裏に開催しました。

具体的には、2024年9月には「Conference Meeting Japan 2024」に協賛し、日本市場向けの人材獲得を目的としたブランディング活動を行いました。

10月には「Vietnam Startup Contest」、島根県での16社とのIT企業交流、「Station AI」名古屋展覧会に参加しました。

11月には、IT企業の交流を目的とした「IT VADX CUP 2024」を川崎のFUTSAL POINT SALUで開催し、在日ベトナムIT企業をはじめ、在日ベトナムコミュニティを結びつける重要なマイルストーンとなりました。

12月には、VADXは VANJに支援し、電気技術、情報技術、医療、社会科学、その他の関連分野に関するテーマでシンポジウム「VANJ Conference」の成功に貢献しました。

この成功には、FPT、Rikkeisoft、VTI、NTQ、CMC、HBLABなどの代表的なメンバーが大きく貢献しています。現在、協会は12月中に法人設立の手続きを完了し、今後の活動のためのしっかりとした基盤を築いています。

2025年の目標

2025年に向けて、VADXは会員数40社、売上150億円(10億米ドル)を目指し、2033年には1,000億円(70億米ドル)を目指し、10万件のプロジェクトを実施することを目標にしています。

2025年の主な活動は、コミュニティのつながりを強化するイベントや、ビジネス協力の拡大、人材育成に関するプログラムを中心に展開される予定です。技術セミナーやスタートアップ展示会、DXデイ、文化・スポーツ交流イベントなども予定されています。また、他国の関連業界団体との連携強化にも取り組み、コミュニティの拡大を目指します。

VADXは今後もデジタルトランスフォーメーションを加速し、ベトナムと日本の両国にとって持続可能な発展を促進する新たな成長の基盤を築いていくことを目指します。