VADX Japanが設立1周年を迎え、目覚ましい成長の節目を刻みました!

2025年7月6日(日)午後、在日ベトナムデジタルトランスフォーメーション協会(VADX Japan)は、東京・恵比寿にて設立1周年記念式典を開催いたしました。

式典には、ファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム特命全権大使をはじめ、政府関係者、企業リーダー、スタートアップ代表者など、多くの来賓が出席。国境を越えた連携・革新・融合という設立当初からの精神が式典全体に色濃く表れ、華やかでありながらも厳かな雰囲気に包まれました。

駐日大使が語るVADXの意義

式典の冒頭では、ファム・クアン・ヒエウ大使が祝辞を述べ、VADX Japanがこの1年間で果たしてきた役割を高く評価しました。

大使は「VADXにとっての1年は、まるで10年分の成長を遂げたかのようです」と述べ、60%以上の成長率という数字が経済団体としても非常に希少であると強調。さらに、VADXの設立は2023年初頭、日本国内で活動するベトナム系IT企業との交流から構想が生まれたことを紹介し、そのスピード感ある成長に敬意を表しました。

驚異的な成長と広がり

VADX Japanのド・ヴァン・カック会長によると、現在加盟企業は33社を超え、2025年末までに40社への拡大を目指しているとのことです。

この1年間で、東京で開催された「VADX Day」には1,000人以上が来場。さらに、地方自治体や企業との間で20件以上のMOUを締結し、セミナー、投資促進イベント、政府連携プロジェクトなど、さまざまな取り組みを展開してきました。

日越連携の加速と実績

VADXは単なるビジネスネットワークにとどまらず、ベトナム企業がグローバル市場で競争力を高め、テクノロジーでつながるための「戦略的な橋渡し役」としての役割を果たしています。

協会代表メンバーであるミラボ社のホアン・ヴァン・ドゥック氏は、「日越間のテクノロジー連携の深化は、社会課題の解決だけでなく、新たなビジネスモデルを生み出す原動力になる」と述べました。

大使からのメッセージと激励

ファム・クアン・ヒエウ大使は式典の締めくくりにこう語りました:
「VADX Japanが、在外ベトナム人の模範的な協会モデルとなり、国家のデジタル化を先導する“先鋒力”として、『政府・企業・学術界』の三者連携を実現する存在になることを願っています。」

大使はまた、会員企業のさらなる連携と努力が、未来の“甘い果実”を実らせる鍵であるとして、力強いエールを送りました。

2033年に向けた挑戦とビジョン

VADXは2033年までに以下の目標を掲げています:

  • 総売上10億米ドル規模のデジタルエコシステムの構築
  • 100,000件以上の国際的なDXプロジェクトの実現
  • 在日ベトナム企業・団体の連携による世界的な技術発信拠点の確立

これらを通じて、日越のデジタルパートナーシップを新たな段階へと押し上げていきます。

華やかに幕を閉じた1周年

式典の最後には、伝統芸能や音楽パフォーマンスが披露され、参加者の拍手と笑顔に包まれながら、未来への期待を胸に華やかに幕を閉じました。

VADX Japanは、今後も「越えて、つなぐ。ともに進む。」という理念のもと、日越のテクノロジー・イノベーションの懸け橋として歩みを進めてまいります。